西武菊池雄星が2年連続の開幕投手に向け、ハイピッチで調整を進めている。宮崎・南郷での春季キャンプ初日の1日からブルペン入りし、座った捕手相手に36球を投げ込んだ。「初日から変化球まで投げるのは初めてかもしれませんね」。ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップに加え、習得に取り組んでいるフォークも8球投じた。

 菊池は「最後はフォークもいい球がいきました。キャンプ初日の段階で言えば、これまでで一番フォームが固まっている」と手応えを強調。土肥投手コーチも「いつもよりも早い仕上がりだけど、あのバランスの良さで投げられるなら、このペースでも問題ない」と太鼓判を押した。

 沖縄や都内での自主トレでは、走り込みやウエートトレに比重を置いてきた。捕手相手に投球する感触に「やっぱり野球は楽しいですね」と笑顔をみせた。