武闘派宣言!? 広島の新外国人ライアン・ブレイシア投手(29=アスレチックス3A)が2日、来日初のブルペン投球を行った。捕手を座らせて27球。スライダー、チェンジアップも交えた。「持ち味はアグレッシブで攻撃的な投球」と話すほど闘争心にあふれる。アマ時代は捕手で「攻める投手じゃないとやりにくかった。その経験が今のスタイルにつながっているんだ」と力強く語った。

 米国での成績は四球が少なく、奪三振も多い。直球の最速は159キロを誇るが、畝投手コーチは「内角にスライダーを突っ込んでカウントをとれる」と変化球も評価。昨年引退した黒田博樹氏(41)の投球スタイルのようだ。

 目つきも鋭く、投げっぷりからもファイターの雰囲気が漂う。視察した他球団スコアラーも「この時期にここまで仕上がっているとは」と目を丸くした。ブレイシアは「これからどんどん上げていくぜ」と笑い、ファンへのサインを終えると帰路についた。