阪神ドラフト1位大山悠輔内野手(22=白鴎大)が7日の特打で104スイング中、柵越え14本を記録した。5日のフリー打撃では柵越え1本のみとお疲れ気味だったが、休養を挟んで本来のパワーを発揮した。

 ポテンシャルはやはり高い。キャンプ7日目にしてボールを芯で捉える回数も大幅に増加。きれいな放物線を描く打球も増えてきた。右の大砲候補に金本監督の期待も大きい。打撃練習中には直接に声を掛けられ、板山の打撃を見ながら膝の使い方の再指導を受けていた。

 今日8日にはプロ入り後初実戦となる紅白戦に出場予定。この日のフリー打撃のような特大アーチに期待が膨らむが「自分のできることを意識したい」と意に介せず。「初めてで流れも分からないんで不安もありますが、実力以上より今やれることをしっかりやりたい」と、気合を入れた。