志願の、おかわりブルペンだ。ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22=桜美林大)が9日、全体練習終了後、自らブルペンに立った。既に、昼すぎに76球を投げていた。この日2度目の投球練習では、捕手に立ってもらった。左足を上げて着地するまで2秒以上をかけた。長い時は2秒6超。通常の投球練習では1秒8ほどだから、いつも以上に時間をかけ、バランスを意識して投げた。結局40分近く、134球を数えた。

 おかわりの理由は「下手くそだから練習しないと」と単純明快。最初の投球練習を見た伊東監督は「悪くはない」。それでも、本人は納得できなかった。外角低めに決まる時と、シュート回転する時とばらつきがあるのは確か。英二投手コーチの発案で、三塁から一塁へ長めに投げる練習もやった。「(焦りは)あります。練習しかない」と繰り返した。