13日のオリックスは、師弟愛のあふれるキャンプになった。アップ開始早々、ドラフト1位の山岡泰輔投手(21)が昨年まで所属した東京ガスの菊池壮光(たけみつ)監督が到着。ブルペンで、山岡の投球練習を見守った。山崎福の高校の恩師、日大三の小倉全由監督や若月の恩師、花咲徳栄の岩井隆監督らも紅白戦を観戦。また昼前には、大院大の西山正志監督、野球部長を務める国定浩一教授らが、阪神から移籍した金田の激励にやってきた。

 前日12日に紅白戦を観戦した宮内オーナーが「金田はいいね」と、獲得を喜んだ。オーナーの歓迎コメントを伝える紙面を読みながら大阪から飛んできた西山監督は「うれしいですね。こうやってチャンスをいただけたのだから、チームに貢献してほしいです」と教え子にはっぱをかけた。熱烈な阪神ファンで知られる国定教授は「頑張れよ」と激励。その一方で、金田とのやりとりを見守っていた報道陣に「阪神もよろしく」と言い置いて、オリックスキャンプをあとにした。【オリックス担当 堀まどか】