ヤクルトのドラフト4位、中尾輝投手(22=名古屋経大)が実戦デビューを無失点で切り抜けた。

 7回から3番手で登板。先頭の宮崎にヒットを浴びると、続く狩野の投前への犠打を一塁へ悪送球。いきなりピンチを招いた。嶺井の打席で、女房役の西田が飛び出した二塁走者を刺して1死を奪うと、121キロのフォークで二ゴロ併殺に仕留めた。中尾は「西田さんがアウトにしてくれて助かった。(併殺の当たりは)センター前に抜けたと思ったけど、(二塁の西浦が)いいところに守っていてくれた」と感謝した。

 直球の最速は142キロ。「真っすぐが右打者のインコースに決まったのは良かった。変化球は高かったので、もっと腕を振っていきたい」と話した。