阪神ドラフト6位の福永春吾投手(22=四国IL・徳島)が掛布雅之2軍監督(61)から名手の技を教わった。

 掛布2軍監督が見守る中、投手陣がフィールディング練習を行った。他の投手が練習を終えていく中、福永は最後まで“居残り”特訓。マンツーマンで指導された。

 ルーキー右腕は「守備もしっかりこのキャンプを通してやっている。自分を助けるプレーも出てくる」と、守備の重要さをかみしめながら振り返った。

 掛布2軍監督はダイヤモンドグラブ賞(現・ゴールデングラブ賞)を6回受賞した名手。それでも「緊張する感じがしなかった。逆に『楽に行けよ』と言ってくれた」と気遣いに感謝した。

 掛布2軍監督も「今はミスをしていい。いくらでもしていい」と温かく見守っていた。