オープン戦でも鬼になる!? オリックス福良監督が試合中、先発捕手の若月をベンチで説教した。7回で伏見と交代させ、先発松葉が3回に白崎に許した先制弾の配球意図を確認。初球の直球を左翼スタンドに運ばれ、松葉も「簡単にストライクを取りに行ってしまった」と反省の1球だった。だが監督は「投手に首を振られても、押せるところは押さないといけない」とプロ4年目の捕手に苦言を呈した。

 対外試合9試合目で、若月の先発マスクは7試合。14年ベストナイン捕手の伊藤に一、三塁を守らせ、若月を使い続けている。シーズン開幕の楽天戦も先発でエース金子とバッテリーを組むことが確実視されるだけに、正捕手としての成長を願う監督の説教になった。若月も「不用意だと言われました。自信を持ってサインを出さないといけない。1試合1試合必死でやるだけです」と巻き返しを誓った。【堀まどか】