阪神は10日、坂本誠志郎捕手(23)が右手親指の骨折と診断されたと発表した。この日、大阪市内の病院で固定手術を完了したが、開幕は絶望。7日の教育リーグ・オリックス戦(舞洲サブ)の2回に佐藤達から死球を受け、交代していた。試合後は「もっと打席に立ちたかったので残念。(親指は)大丈夫です」と語っていたが、診断結果は重傷。1軍正捕手争いからの離脱を余儀なくされた。

 2月キャンプから坂本、原口、梅野、岡崎の4人で激しいバトルを展開してきたが、3月から原口が一塁にコンバート。三つどもえの展開となったが、坂本の離脱で、梅野VS岡崎の構図に変わった。ここまで実戦でスタメン出場を続け、猛アピールしている梅野が有利な状況。背番号44の開幕スタメンの可能性が高まった。