巨人陽岱鋼外野手(30)が、「1番中堅」で移籍後初の先発出場を果たした。

 第1打席はフルカウントから四球を選び、三進後に脇谷の右前2点適時打で先制のホームを踏んだ。第2打席は初球の外角137キロを打って遊ゴロに倒れた。4回の守備から堂上と交代し、ベンチに下がった。

 「リハビリから復帰して初めての試合だったので、すごく緊張しました。巨人のグラウンドの重みを感じて、プレッシャーの中でやれたので幸せでした」と振り返った。

 2月のキャンプ中に下半身の張りを訴え、3軍調整を経て、ようやく実戦にたどりついた。「移籍して初めての試合で、久しぶりにピッチャーの球を見た。思った通りのスイングができたし、走塁も問題ない。1試合でも多く出て、早く調子を上げていきたい」と上昇を伝える。

 19日も2軍戦に出場して、状態面に問題がなければ20日にも1軍に合流する予定となっている。目標とする開幕1軍に向けて「決めるのは上(首脳陣)の方々ですが、自分の中ではできると決めている。いつ呼ばれてもいい状態になっている」と力強かった。