中日大野雄大投手(28)が登板後、2年連続2度目の開幕投手に決まったことを明かした。「選んでくださったのでうれしい。期待に応えたい」と表情を引き締めた。

 大野によると、16日のチーム練習中に森繁和監督(62)に「開幕行くのか」「はい、行きます」「じゃあ行け」というやりとりがあった。大野は1月に立候補していた。

 この日は大役が決まった中でのマウンド。今春チーム最長の8回を投げ、3安打無失点と完璧な内容。前回11日のソフトバンク戦に続き、万全の仕上がりぶりを示した。相手エース金子との投げ合いで一歩も引かなかった。「金子さんはすごい投手。巨人の菅野投手に見立てて、絶対に先に点をやらないという気持ちで投げられた。そういう投球ができたのはよかったと思う」と振り返った。