阪神は10勝6敗2分けとセ・リーグ最上位でオープン戦を終えた。金本知憲監督のオープン戦を総括してのコメント。

 「手応えというほど正直…、ピッチャーは少しあるかな。(先発の)備えとして、何人か選手が出てきた。原口、北條(の状態)が気になるけど、後は腹を据えてやっていくしかない」。

 開幕1軍の当落選上にいた新井、桑原は結果を出して生き残った。

 「桑原が彗星(すいせい)のように現れて、いいところで投げさせようと思っている。そういう中堅の意地。良太も首の皮2枚つながった。今日も打ったし、2・5枚ぐらいか」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -糸井は開幕に向けて仕上がった

 金本監督 と思いますね。

 -クリーンアップがいい形で得点した

 金本監督 (福留)孝介も1本打った。糸井がポテンも入れて2本。トリもいい当たりしたし。

 -去年のこの時期と比べて

 金本監督 安心感は去年のほうがあった。レギュラーが4人いたから。ゴメス、孝介、トリ、西岡。4人がしっかりしてくれるだろう、というのがあったが、ツヨシがケガをして、トリ、ゴメスが不振になったりして、おかしくなった。でも、去年の中盤以降よりは経験も積んで、その時よりは力がついていると思う。

 -チームの底上げは

 金本監督 内野も糸原が1枚加わって大きい。全体のレベルアップはできている。

 -リリーフは安定している

 金本監督 リリーフも今のところ、両外国人のドリス、マテオ、球児も調子が上がっているし、高橋も安定している。でも年齢もいっているし、1年間もつかと言えば、そうは思っていない。備えとして2軍にいるピッチャーが、1軍の選手が疲れた時に取って代わる選手が出てきてほしい。