巨人ドラフト4位の池田駿投手(24)が1日、デビュー登板を無失点で飾り、チームの劇的勝利を呼び込んだ。中日2回戦(東京ドーム)で1点ビハインドの8回を救援。先頭のビシエドを遊ゴロ、続く平田に四球を与えたものの、藤井を三振、堂上を遊ゴロに打ち取った。1回15球を投げて無安打無失点だった。

 池田は新潟県出雲崎町出身で、新潟明訓3年時には甲子園で8強に進出。専大を経てヤマハに進み、昨年の社会人日本選手権でMVPに輝いた。新潟明訓OBが1軍公式戦に出場するのは、広島小林幹英投手(現1軍投手コーチ)以来2人目。巨人は9回に阿部の逆転サヨナラ3ランで開幕連勝を飾った。阿部はお立ち台で「初登板のルーキー2人(谷岡、池田)も頑張ってた。最後にこういう結果になって良かった」と池田の力投をたたえた。