野球日本代表の次期監督について協議する侍ジャパン強化委員会が5日、都内で開かれ、次期監督の選考について、歴代の五輪、WBCの監督経験者の意見を反映させることを決めた。

 委員長を務める日本野球機構(NPB)井原敦事務局長は「これから過去の大会を含めて検討し、継承するべきものをきちんと見極めたい。まずは小久保監督をはじめ、過去のWBC及びオリンピック監督経験者の皆さまからご意見を伺って、それを踏まえて検討と継承の議論を深めていくことになりました」と説明。

 WBCは第1回からの4人の監督が対象で、五輪は正式種目になった92年のバルセロナ五輪以降の監督が対象になる。各監督経験者には「個別にお時間を頂く」と、ヒアリングを行っていく。

 同事務局長は「トップチームを含めた全世代の侍ジャパンの強化、支援体制をまずは固めて、できましたら委員会から報告する。まずはどういう風に強化するか、支援体制をとるか固めないと、監督に就任の要請はできない。まずはそこからきっちり話をしていきます」と話した。