セ界一のコイ料理人や。阪神の先発ランディ・メッセンジャー投手(35)が、好調広島打線の前に立ちはだかった。序盤は粘られ苦しめられたが、7回6安打1失点の力投で今季2勝目。シーズン開幕の広島戦でも勝利投手となっており、今季コイが敗れた唯一の投手。ローテ再編で期待されたコイ料理を見事にやってのけた。

 首位広島の前にどっしりと立ちふさがった。メッセンジャーは10連勝のコイ打線にも動じない。7回を投げきると、ポーンとグラブをたたいた。今季最長の7回を6安打1失点。好調のコイを料理し、進撃を止めた。

 「うれしいね。1人では決して勝つことはできないので、チームメートの頑張り、助けがあって勝つことができてうれしいよ」

 走者を背負っても、そのたびに後続を封じた。4回に4番新井に適時打を許したが、崩れそうになったシーンはこれだけ。初回に28球を要するなど苦しめられたが、グッと踏ん張った。開幕広島戦でも6回途中4失点で勝利投手。今季広島が喫した2敗はいずれもメッセンジャーで、セ界一のコイ料理人だ。