序盤から何度も好機をつくりながらあと1本が出なかった広島が1点ビハインドの9回に追い付き、会沢の中前打でサヨナラ勝利をもぎ取った。今季初の連敗を阻止した広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -序盤から好機をつくり、最終回に逆転した

 緒方監督 今日は反省多き試合。会沢は本当に良く打ってくれた。みんなを救った一打だった。勝った中でも攻撃陣には反省があったので、勝利に浮かれることなく、明日しっかり反省してもらいましょう。その中で(鈴木)誠也が3打席三振、小窪もチャンスでことごとく打てなかった中で最後の打席で大きな、大きな仕事をしてくれた。これが試合を任された選手として結果を引きずらず、最後に勝利に貢献するようなことをやってくれたことが収穫であり、勝利につながった。

 -中継ぎ陣が好投

 緒方監督 まずは薮田が昨年(今村)猛がやってたポジションから入って、きついところで投げてくれた。結果を出し続けてくれて、彼のポジションはどんどん上がっている。(9回の中田)廉にしてもそう。不用意な1球からピンチは招いたけど、結果を残してくれているので、本当に頼もしい中継ぎ陣。昨年同様、リードされていても中継ぎ陣がゼロ(失点)、最少失点で抑えてくれるから今日のような勝利につながる。野手ばかりに目が向けられているけど、中継ぎ陣はきついところで何度も肩を作って、出番でしっかり役割を果たしてくれている。彼らの存在は大きい。