ソフトバンク千賀滉大投手(24)が8回5安打3失点で今季2勝目を挙げた。3月のWBC侍ジャパンで同僚だったロッテ石川との対決だったが、お互い序盤から失点を重ねる苦しい展開だった。

 「最初はどうなるかと。野手のみなさんが打ってくれて助かった。(デスパイネの本塁打は)すごく飛びましたね」と打線の援護に感謝した。武田、和田が負傷離脱。中田や摂津もなかなか好投できずチームは4連敗中だった。「とにかく長いイニングを投げようと。9回は7点差あったので、デニス(サファテ)から行けよと言われましたけどね」と笑った。

 工藤監督は「中盤以降は安心して見られた。今、急に完投しなくてもリリーフ陣も休んでいたので」と8回での交代理由を明かしたが、苦しい投手事情の中、千賀が大きな仕事をした。