阪神高山に金本監督が“悩め指令”を出した。23日の巨人戦で今季2度目のスタメン落ちを味わうなど、ここ5試合の打率は1割8分8厘。25日のDeNA戦に左腕浜口が先発のため、ベンチスタートの可能性がある。日頃から打撃を指導している金本監督は「悩みなさい。悩みなさい。いくらでも。悩んで、自分で探しなさい」。高山自身の力で打開することを求めた。

 23日の巨人戦は悔しさが残る試合だった。6回の左翼守備から途中出場。7回の打席で空振り三振に倒れたその裏、一打同点のピンチで守備交代を告げられた。試合後は「明日は練習して…。来週は死ぬ気でやります」と厳しい表情だった。昨季は新人王に輝き、今年はオープン戦も順調に数字を残し、2年目のジンクスを感じさせなかった。だが突然訪れた正念場。キャンベルの1軍参加でより競争が激化するが、定位置は悩んで勝ち取るしかない。