阪急阪神ホールディングス(HD)が杉山健博副社長(58)を社長に昇格させる人事を固めたことが25日、分かった。角和夫社長(68)は会長に就任する見通し。6月の株主総会後に正式決定し、就任する。

 角氏は阪急ホールディングスと阪神電気鉄道が経営統合した阪急阪神HDの社長を2006年の発足当初から務め、経営効率化を進めながらグループの収益力を高めてきた。統合から10年以上が経過し、成長戦略を一段と加速させるために若返りが必要と判断したようだ。

 杉山氏は4月1日に就任した中核子会社の阪急電鉄社長と兼務する。