「ベジータ糸井」が劇的勝利の立役者だ。糸井嘉男外野手(35)が、6回2死一、三塁で中前適時打を放って9試合連続安打を記録すると、7回2死一、二塁でも右前適時打。「ドラゴンボール超デー」と銘打たれたこどもの日の試合で、ベジータに起用された糸井は2安打2打点の活躍。スーパーベジータに憧れていたという男の勝負強さは、さすが超人クラスだ。

 火の出るような打球が一、二塁間を抜けた。7回2死一、二塁。フルカウントまで粘った糸井が広島一岡の8球目、内角直球をとらえた。「いい流れを自分で切らさないようにと思って打席に入った。インコースのボールをうまく打つことが出来た」。押せ押せムードの試合終盤。波状攻撃に乗り遅れることなく7点目を刻んだ。

 大逆転へ道筋を作ったのもこの男だった。2点差まで追い上げた6回2死一、三塁の場面。センター前にポトリと落とす適時打で、代わったばかりの一岡の出ばなをくじいた。このヒットで4月25日DeNA戦から9試合連続安打。7回の2本目のタイムリーで2安打2打点と大暴れだ。