日本ハムのドラフト2位ルーキーで、23歳の誕生日を迎えた石井一成内野手が「バースデータイムリー」を放った。

 1点リードの3-2で迎えた8回1死二塁の第4打席。カウント1-1からオリックス吉田一の130キロをはじき返し、右中間への適時三塁打で4点目を挙げた。なお2死から、三塁走者として、2番松本への3球目が暴投になった隙に本塁を陥れ、5点目を刻んで点差を広げた。「追加点の欲しい場面だった。思い切って行った」と振り返った。

 3回の第1打席では、スタンドから「ハッピーバースデー」の演奏で祝福され「本当にうれしかった。温かい声援をもらった」と喜んでいた。5日オリックス戦で左足かかとを負傷した中島卓也内野手(26)に代わって初めて遊撃で先発した。チームの緊急事態を乗り越えて5月負けなしの今季初の5連勝に貢献し、自身の誕生日を飾っていた。