日本ハム矢野謙次外野手(36)が、代打で登場し、勝ち越し打を決めた。5-5の6回2死満塁の絶好機。迎えた2球目、外角への直球144キロを中前にはじき返した。

 勝ち越しの2点適時打に「気合!気合で打ちました。気合と、あとはみんながつないでくれたチャンスだったので打ちたかった。この前、有原が初勝利を挙げたばかりなのでベンチから何とかしてあげたいという気持ちで見ていました」とコメント。うれしさ爆発で、一塁コーチャー川名外野守備走塁コーチにタックル。代走を送られると、一塁側ベンチで待つチームメートの頭をたたくなど大興奮だった。

 「みんなが盛り上がってくれて良かった」。先発2試合を含め、出場4試合連続打点と、この日も勝負強さを証明した。