オリックスは投打の歯車が合わず3連敗を喫した。借金は開幕3連敗以来のワースト3となり、5位日本ハムに2差に迫られた。福良監督が「山、山、山」と言ったように今3連戦の先発は山田、山崎福、山岡。先陣を切った今季初登板の山田は失策も絡み2回3失点KO。3回には青山が大田に3ランを浴び、6点を追う苦しい展開となった。

 一方の打線は11残塁の拙攻。全て単打で日本ハムを上回る12安打も2得点は押し出し四球と内野ゴロの間によるものと寂しかった。福良監督は「12本か。ちょっとずつ兆しは見えてきている。明日は期待できます」と自らに言い聞かせるように話した。

 試合後は選手バスが球場を出発し、首脳陣が1時間ほど居残って会議を開く異例の光景。山田と青山の降格とともに、中継ぎで近藤の初昇格を決めたとみられる。5月は3勝13敗。4月に続く月間勝ち越しが消えたが、全員が懸命に苦境を乗り切ろうと必死だ。