中日森野将彦内野手(38)が今季初の出場選手登録された。

 この日、ウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(蒲郡)の練習中に1軍昇格を告げられ、ナゴヤドームに到着したのはシートノック中だったという。7回無死二塁から代打で出場し、鋭い打球も三直に倒れた。森野の登場にナゴヤドームが大歓声に包まれ「打てなかったけど歓声をもらった。今後は打って歓声を受けられるように仕事をしたい」と話した。

 ビシエドが27日に痛めた左手の不安もあり緊急昇格。土井打撃コーチも「交流戦は指名打者も代打もある。森野は顔で殺すことができる。長年やっている打者だから。投手にもプレッシャーになるでしょう」と期待した。森野自身も「基本は打つだけ。何とか交流戦をいい方向に持っていきたい。交流戦は自分にとっていろんなチャンスはある」と意気込んだ。

 2軍公式戦に30試合に出場し、89打数19安打1本塁10打点、打率2割1分3厘。