不調で2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(23)は2日、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)に先発し、4回0/3を7失点で危険球退場となった。

 1回は四球から2死二塁とされ、4番野本に二塁強襲の先制打を浴びる。2回は不運な当たりの内野安打2本に自身の犠打悪送球が絡んで2死満塁のピンチを招き、3番遠藤に押し出し四球、4番野本に押し出し死球、5番井領には押し出し四球で3失点。5回は無死二塁から適時打を浴び、なおも無死一塁で9番石垣への144キロ直球がすっぽ抜けて頭部死球に。これが危険球となり、マウンドを下りた。

 試合後は「自分の中で丁寧に行きすぎて、思い切ったフォーム、自分のフォームで投げられていない」と神妙な表情。5回途中で109球を要し、被安打7で7四死球と大荒れとなった。