日本ハム飯山裕志内野手(38)が15日、今季限りで現役引退することを発表した。

 札幌市内の球団事務所で引退会見に臨み、冒頭で「飯山裕志は今シーズンをもって、引退させてもらいます」と、話した。ユニホームを脱ぐ決断に至ったのは「ケガをしてしまったこと。1年間、1軍でプレーできなかったこと。そうすると、チームに迷惑をかけていると感じたことです」と、経緯を説明した。引退セレモニーは10月3日オリックス戦(札幌ドーム)で行われる予定。

 97年ドラフト4位で、れいめい(鹿児島)から入団。日本ハム一筋で今季20年目を迎えていた。豊富な練習量で培った高い守備力で5度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献。04年に本拠地を東京から北海道へ移転した後のチームを、力強く支えてきた。

 今季は開幕前に左太もも裏の筋挫傷で出遅れ、1軍初昇格は8月9日。9試合に出場したが、9月1日に出場選手登録を抹消されていた。15日現在の通算成績は910試合に出場し、打率2割2厘、1本塁打、45打点。