阪神が今オフの戦力補強を終えた。谷本球団副社長兼球団本部長が14日、「今年に関してはもう終わりですね。このメンバーでベストを尽くしていく」と明かした。前日13日に待望の4番候補ロサリオの獲得を発表。台湾出身の左腕・呂彦青(ル・イェンチン)、ベネズエラ出身の右腕モレノに、前DeNAの山崎、そしてFA移籍の人的補償でDeNAから尾仲を獲得と、多彩な戦力を補強した。

 メジャー71発のロサリオは現在、母国ドミニカ共和国のウインターリーグに参戦中。現地時間13日には所属のアギラスの5番DHとして出場し4打数2安打と活躍した。5試合で15打数4安打、打率2割6分7厘とチームの主力としてフル稼働中だ。谷本副社長は「あと2試合くらい出たいと聞いている。韓国のプロ野球よりも日本の方が、レベルが高いだろうという認識で取り組んでくれている」と説明。キャンプインにも「そこはもちろん(間に合う)。遅刻厳禁です」と心配無用を強調した。