楽天ジャフェット・アマダー内野手のドーピング規定違反について、安部井寛チーム統括本部長が9日、遠征先の札幌ドームで記者会見をおこなった。

 安部井本部長は「体内で自然に生み出すことはない物質が2つ検出されているという報告を受けていますし、ファンの方々、NPB、野球界に多大なご迷惑とご心配をおかけしまして、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。

 今後の再発防止策として(1)迅速に選手、球団スタッフに対し、摂取物についてのアンケートを行い、安全なものであるかどうかを確認する(2)年に1度、春季キャンプの時に行っているドーピング講習を早急に1、2軍で行う(3)今後も継続して選手が摂っているものについて、NPBのドーピング委員会に確認をとっていくことの3点を挙げた。

 アマダー本人は「意図的な摂取はしていない」と話しており、22日まで裁定についての異議申し立てをする権利がある。安部井本部長は「今日の裁定について、本人としっかり顔を合わせて話をしたいと思います」と話し、現時点で異議申し立てをするかどうかの明言は避けた。