巨人からトレードで移籍してきた日本ハム宇佐見真吾捕手(26)が新たなスタートを切った。

移籍会見後のソフトバンク戦に即出場。代打で登場した6回2死は、千賀に対しフルカウントまで粘るも投ゴロ。9回も武田の前に三振に倒れ「(これまでとは)違う緊張感を感じた」と振り返った。

「30」のはずの背番号はこの日、「90」だった。試合までにユニホームの用意が間に合わず、実松2軍育成コーチ兼捕手のものを借りた。7回からはマスクを被り、宮西、堀ら4人の中継ぎ投手陣をリード。「投手も初めての人でしたし、これからどんどん覚えていければいいかなと思う」と話した。

「すごく(チームの)雰囲気がいいなと感じた。チームの人たちもみんなやりやすいようにやってくれている。出されたところで結果を出せるようにやっていきたい」。栗山監督は「なるべく早く慣れてもらうしかない。全部をプラスに変えてくれると思う」。新戦力がチームに新たな風を吹き込む。【山崎純一】