<サーパス10-2阪神>◇3日◇北神戸

 左ひざの軟骨移植手術から再起を期すオリックス清原和博内野手(40)が、2軍のサーパス-阪神戦で603日ぶりに実戦復帰した。「5番DH」で出場。いきなり回ってきた初回1死満塁のチャンスで先発金村大の真っすぐを捕らえ、一、二塁間へ安打性の打球。二塁秀太の好捕でアウトになったが、チームに先制点を運ぶ打点をマークした。続く第2打席は2回無死一、三塁の場面。2番手伊代野の真っすぐを痛烈な打球で中前へはじき返すタイムリーで2打点目を挙げた。2軍戦では異例、超満員のスタンドからは大きな拍手と大歓声。「2年近くプレーしてない中で、ファンの方からこうして拍手をもらうと、頑張って来てよかったなと思いました。本当にここまでこれた」と感慨深げに話した。4回2死無走者の第3打席は、横山の外角への変化球を見極めて四球出塁。代走を告げられベンチに下がると、ナインも総出のハイタッチで出迎えた。