<楽天4-3オリックス>◇9日◇Kスタ宮城

 オリックスは今季最終戦を終え、大石大二郎監督(50)と来季の契約を結ばないことを発表した。同監督は楽天戦終了後、仙台市内のホテルで退任会見。「(最下位の)一番の理由は監督が悪かったこと。悔いはありません。自分なりに全力でできたかな、という気持ちがある」と言い訳はしなかった。

 試合後には楽天ファンから「大石コール」を受け、1度戻った監督室からグラウンドに飛び出して、頭を下げた。敵地の熱烈な声援に「びっくりしたし感激した」と目に涙を浮かべた。

 昨年5月にコリンズ前監督の辞任を受けてヘッドコーチから監督代行に昇格。8月に正式に監督になり、チームを2位に躍進させた。今年は4月下旬に首位に立ったがローズら主力の故障に泣き、56勝86敗2分けの最下位。10月30日に今季限りの退任を球団から通告されていた。後任には前阪神監督の岡田彰布氏(51=野球評論家)の就任が決まっている。

 [2009年10月9日22時57分]ソーシャルブックマーク