<パCS第2ステージ:日本ハム9-4楽天>◇第4戦◇24日◇札幌ドーム

 ノムさん率いる楽天がついに力尽きた。エース岩隈をリリーフで投入も3ランを浴びるなど、日本ハムに敗れ、1勝4敗で終戦。日本シリーズ進出はならず。今季限りで退任する野村克也監督(74)は試合後、ナインから胴上げされた。楽天000300010|4ハム13000023x|9◆午後7時10分◆

 宿舎へ到着。選手を集め最後のミーティング。野村監督は「このヘボ監督に4年間恥をかかさずやってくれて厚く御礼を申し上げます。来年以降、いずれは頂点を目指して頑張ってください。チームが1歩ずつ進歩しているのは間違いありません」と別れのあいさつした。◆午後6時25分◆

 最後の会見が終了。「楽天の変貌ぶりが楽しみ。どう変わっていくか」という言葉を残し、帰りのバスに乗り込んだ。◆午後6時15分◆

 楽天での4年間の思い出の試合を聞かれ「今年の試合すべて。最後に2位を決めてCSの権利を取ったこと。わがままを言わせてもらえば、もう1年やりたかった。石の上にも3年、風雪5年と言うやろ」。◆午後6時5分◆

 「間違いだらけの第2ステージ。後悔ばっかりしています」とノムさんが1勝4敗で敗れた第2ステージを振り返り始める。「仙台で日本シリーズという夢があったのに残念。仙台のファンの皆さん、ごめんなさい」。◆午後6時3分◆

 ノムさんのラスト会見がスタート。「敗戦監督に話しあんのか?」と言いながら会見場に現れると、テレビカメラに向かって「就職、お願いします。明日から浪人です」と明るく声を張り上げ、笑いを取った。◆午後5時58分◆

 日本ハムナインも加わり、ノムさんを胴上げ。5回、宙に舞った。◆午後5時55分◆

 ノムさんら楽天ナインが右翼席の前に整列し、楽天ファンにあいさつ。◆午後5時50分◆

 日本ハムの表彰式が始まる。ノムさん以下楽天ナインは一塁ベンチ前で見守る。◆午後5時45分◆

 救援で打たれた岩隈がベンチで涙をぬぐう。◆午後5時44分◆

 9回裏、最後の攻撃も得点を奪えず試合終了。4-9で敗れた。◆午後5時33分◆

 8回裏2死二、三塁のピンチで第2戦先発のエース岩隈を投入。しかしスレッジに右翼席へ3ランを浴びてしまった。ノムさん、ベンチで苦笑いを浮かべた。◆午後5時1分◆

 8回表、セギノールの適時打で4-6と2点差に縮めた。◆午後4時41分◆

 7回裏、2点を追加され3-6。3点差をつけられる。◆午後3時20分◆

 ノムさん、反撃開始。4回表2死一、二塁からセギノールのタイムリーでまず1点。なおも2死満塁から宮出の2点適時打で3-4。1点差に迫った。◆午後2時55分◆

 3回裏、先発藤原を早くもあきらめ2番手青山を投入。1死満塁のピンチを何とかしのぐ。◆午後2時43分◆

 2回裏、2死二塁から田中賢に適時三塁打、続く森本に2ランを浴び0-4。日本ハムファンの「おーい、おーい北海道-」の大合唱がドームに響き渡る。◆午後2時22分◆

 1回裏、先発藤原が1死満塁からスレッジに犠飛を打たれ、1点を先制される。◆午後2時1分◆

 プレーボール。1回表、日本ハム先発藤井の前に3人凡退。◆午後1時20分◆

 練習終了。梨田監督とメンバー交換。「お世話になりました。日本シリーズ頑張ってください」と声を掛けると梨田監督から「昨日も同じこと言ったじゃないですか」。また前夜微妙なジャッジに猛抗議した秋村審判には「バーン!」とピストルで撃つ真似をして笑わせた。◆午後12時53分◆

 橋上ヘッドコーチがノムさんにメンバー表の確認。前夜完投のマー君をベンチ入りさせたことに「マー君、投げますって言ってた。その意気をを買った。ストッパー?

 うんうん」。◆午後12時30分◆

 イチローの話題に。ヤクルト監督時代に「オープン戦で見ていい選手だなあと思った。足も速いし肩も強い。何で土井(当時の監督)は使わないんだろうって思ったよ。使わないならくれって言ったんだ」とトレードを申し込んだことを明らかに。「仰木(監督)が育ての親と言われてるけど、誰でも使うよ」。◆午後12時25分◆

 来季の監督に前広島のブラウン監督が就任予定のことに「何でブラウンなんや?」。◆午後12時6分◆

 不振の4番打者、山崎武の打撃練習を見ながら「動に対して動。動に対して静じゃないと」と分析。◆午前11時57分◆

 今朝のお目覚めは?

 の質問にノムさん「いいわけないじゃん」。そして「今日が引退試合や。ユニホームとは永遠のお別れだ。北の果てで終わるのか…」と苦笑い。◆午前11時55分◆

 テレビカメラ8台、約70人が待ち受ける中「おはよ~」とノムさんがベンチに登場。◆午前11時25分◆

 札幌ドームに到着。◆午前11時◆

 報道陣8人、ファン30人の見送りを受け宿舎を出発。野村監督はファンからの「ノムさん」コールに手を上げて応えた。

 [2009年10月24日20時22分]ソーシャルブックマーク