台湾の検察当局は27日、台湾のプロ野球リーグで八百長が行われていた可能性が強まったとして、元選手や、賭博グループの男ら計6人を逮捕した。28日には現役選手数人の一斉聴取に乗り出すという。

 台湾プロ野球界ではこれまでにも、賭博事件が問題化。昨年秋にも八百長事件が明らかになり、台湾社会では2年連続の事件発覚に衝撃が広がっている。

 報道によると、かつて西武に所属し、台湾の五輪代表だった張誌家投手や米大リーグ、ロッキーズなどでプレーした曹錦輝投手などの人気選手への聴取も予定されている。

 台湾のプロ野球は今年で設立20年を迎えたが、近年はバスケットボール人気などに押され気味。昨年の賭博事件発覚後には2チームが解散し、今季は4チームでシーズンを行った。

 [2009年10月27日22時33分]ソーシャルブックマーク