横浜ベイスターズの買収交渉を進めている住生活グループの潮田洋一郎会長は18日、神奈川県の松沢成文知事が「会社の宣伝さえできればいいという論理には違和感を覚える」と批判したことについて「ああいうのはちょっとうっとうしいなと思います」などと記者団に述べ、不快感を示した。

 松沢知事は14日の記者会見で、潮田会長が買収の狙いを「ブランド知名度の向上」としていることを批判。「横浜市民、神奈川県民と一緒に、みんなで応援できるチームをつくるという理念がほしい」と注文を付けていた。

 潮田会長は「いろいろな人がいろいろなことを発言されるので、正直言って戸惑っている」と話した。

 球団の本拠地を横浜のままにするか、球団誘致に積極的な新潟へ移転するかなどに関しては「(横浜に)残らないとも言っていないし、残るとも言っていない。まだ何も結論が出たわけじゃない」とあらためて説明した。

 [2010年10月18日11時8分]ソーシャルブックマーク