神戸出身の横浜育成ドラフト1位、松下一郎捕手(22=関西外大)が、支配下登録への決意を新たにした。17日、横須賀市のベイスターズ球場で行われた新人合同自主トレに参加。ノックやランニングで、体力強化に励んだ。阪神・淡路大震災が発生した16年前は、ロンドン在住。幸い難を逃れたが、祖父母が住む御影地区の家が倒壊する被害を受けた。現在は建て直され、実家として家族が住んでいる。プロ入りが決まると「帰ってくる家があるから頑張って」と、祖母から激励されたという。「御影出身のプロ野球選手と言ってもらえるように、1日でも早く支配下登録を目指したい」と、忘れられないこの日に、飛躍を誓った。

 [2011年1月17日22時37分]ソーシャルブックマーク