広島栗原健太内野手(29)は甲子園開幕を起爆剤に変える。オープン戦以降、不調に陥っているが、復調に向けて好材料もある。4月12日から開幕する阪神3連戦の舞台は甲子園。「(他球団本拠地で)一番いいのは甲子園。合うんでしょう。打席に入って(土も)柔らかめですから」。昨季は20打数10安打、打率5割と無類の相性の良さを誇った。31日はマツダスタジアムで特打を実施。野村監督が見守るなか、感覚を確かめながらバットを振り込んだ。「打ちにいって遅れたり、思い切り振れなかったり。(野村監督に)『探りながら振っている感じ。打球どうこうよりも自分のスイングをすること』と言われました」。マンツーマン指導を施した野村監督も「そんなに難しく考えなくていいということ。ボールは必ず、このへん(体の前)に来るんだから」と説明した。