<楽天1-0広島>◇31日◇Kスタ宮城

 広島の新人、福井優也投手(23)は7回1失点と好投したが、味方打線が無得点に抑えられてプロ初黒星を喫した。「勝ちたかった。案外すんなり負けるんだなと思った」と淡々と話した。

 この日が6試合目で初めての敵地での登板だったが、序盤から集中していた。直球とフォークボールがさえ、自己最多の114球で8三振を奪った。唯一の失投は6回。松井稼への初球が真ん中に甘く入り、右翼席に運ばれた。「簡単に取りにいってしまった」と悔やんだ。

 2勝目を挙げて以降、白星が遠い。「この負けを機に勝てる投手になりたい」と決意を口にした。