<西武9-1オリックス>◇11日◇西武ドーム

 オリックスと西武が今年も死球を巡って小競り合いを展開した。

 6回1死二塁、オリックス高宮和也投手(29)が中島裕之内野手(28)に死球をぶつけると、両軍がベンチを飛び出しもみ合いとなり、警告試合が宣告された。試合後、ベンチに居残ったオリックス首脳陣に対し、西武光山英和バッテリーコーチ(45)が詰め寄り、コーチ同士がいがみ合う騒動もあった。

 岡田彰布監督(53)は「負けて悔しいからベンチに座っとったんや。ショックやろ、3連敗したん。悔しいし、当たり前やろ」と淡々と話した。最初の小競り合いでオリックス山田勝彦バッテリーコーチ(42)と言い争った渡辺久信監督(45)は「当てちゃいけないというわけじゃないけど、当てた方は謙虚に、ドライにいかないと。何で向こうがケンカをふっかけてくるのか」と興奮冷めやらぬようす。

 両軍は昨年も死球を巡って小競り合いを起こし、警告試合が宣告されている。