<ソフトバンク3-2日本ハム>◇30日◇福岡ヤフードーム

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)が、エース対決に屈した。杉内との投げ合いでお互いに1回に1失点ずつの投手戦だった8回に、乱調から決勝点を献上。安打、犠打、四球で招いた1死一、二塁で迎えた小久保の初球に自らの暴投で二、三塁とされ、続く2球目を中前へ2点打を浴びて万事休した。今季3敗目は9連勝中だったパ球団相手には、4月12日西武戦以来となる黒星を喫した。

 11三振を奪い、12Kの杉内と奪三振ショーで張り合ったが、首位攻防3連戦で連敗し、2・5差に広がった。「変化球のコントロールが良くなかった。(7回まで)自分でつくったピンチを切り抜けてきただけなんで、もっと流れが変わるような投球をしたかった」と反省。それでも表情は明るく、次回へ向けては「もっとブンブン振ってきてほしい」とソフトバンク打線に注文をつけ、リベンジへの意欲をのぞかせていた。