プロ野球巨人の名誉オーナーで8月15日に敗血症のため亡くなった故正力亨氏(享年92)の「お別れの会」が30日、都内の東京ドームホテルで行われた。巨人原辰徳監督(53)は献花した後に報道陣の取材に応じた。同監督のコメントは以下の通り。

 「僕は巨人軍に入りたいという小さい頃から夢を持ってプロ野球へ、まあ、入ることができまして。忘れられないのは、入団会見、その時に、私が学校時代に大変お世話になった松前重義先生、そして、巨人軍オーナーであられた正力亨オーナー、お二人の間に入ってですね、巨人軍入団会見をしてもらったと、そのことが非常に忘れられない出来事です。私の夢と尊敬する松前重義先生、そして巨人軍オーナーに囲まれて社会人をスタートした、プロ野球生活をスタートしたのは大変自分の中でも誇りとなって今でも輝いております。入団してからずっと、選手、そして監督時代も、いろいろざっくばらんにゴルフをしたり、あるいは歌を歌ったり、あるいはお酒を飲んだりといった部分でも、大変教えていただいた。まさに私の中では燦然と輝く恩師の1人であります。今日はしみじみとお別れを申し上げました。ご冥福をお祈りします」。