<巨人0-4ヤクルト>◇30日◇東京ドーム

 巨人が2安打完封負け。9回1死まで無安打と、ノーヒットノーランの危機だった。完敗に原辰徳監督(53)は、さばさばと振り返った。「今日はチームとして、いいところがなかなか出なかったですね。細かいことを言えば、いろいろあるんだろうけどね。(内海は)今日の内容からいうと3点でよく抑えたなという。投手に打たれたり、反省することは多々あるでしょう」と投打の不調を嘆いた。

 試合前には全体ミーティングで「いよいよ開幕です。力の見せどころであり、我々の仕事が始まります。このメンバーで1年間戦っていきます。ひとりも弱音を吐くことなく、また、コンディションを落とさず、さらに上げていってほしい。このメンバーで戦えればジャイアンツは強い。躍動感を持って全力プレーに徹する。野球というものを頭のど真ん中に置いて、ファイティングポーズを取った形で相手と戦えるように。ジャイアンツのユニホームを着て目指すは日本一です」とナインを鼓舞したが、屈辱スタートだった。