<巨人7-2阪神>◇28日◇東京ドーム

 阪神先発の能見篤史投手(32)が独り相撲を演じてしまった。1点を先制した直後の1回、いきなり先頭長野に左中間二塁打を浴びるなど1死満塁のピンチを招くと、村田への投球が暴投となり、同点に追いつかれた。さらに2死二、三塁で高橋由の打球が能見の左足を直撃。真下に落ちた白球をつかみ損ね、下手で一塁にトスしたが、ブラゼルのはるか頭上を越えた。悪送球による失策で2者の生還を許した。3回も4連打を浴びるなど、2点を加点された。

 この日は今季最短の3回5失点で降板。「中継ぎ陣に負担をかけてしまい、申し訳ないです」と振り返った。