日本の3連覇阻止にイスラエルが立ちはだかる?

 今秋の予選からワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に初出場するイスラエル代表のブラッド・オースマス監督(43=元ドジャース)が21日、イスラエルのエルサレムを訪れ、一部代表メンバーを発表した。07年限りで引退した通算328本塁打のショーン・グリーン氏(39=元メッツ)と、巨人でもプレーしたゲーブ・キャプラー氏(36=元レッドソックス)がともにコーチ兼任でプレーする。

 また代表候補としてユダヤ系のライアン・ブラウン外野手(28=ブルワーズ)、ケビン・ユーキリス内野手(33=レッドソックス)、イアン・キンズラー内野手(29=レンジャーズ)ら球宴の常連選手を召集したい考えを明かした。イスラエル国内での野球を楽しむ学生は約2000人程度だが、同政府は祖父母がユダヤ系なら無条件に市民権を与える予定で、代表を現役メジャーで固めるのが理想だという。同監督は「野球に絶対はないが、チームの潜在能力には自信がある」と話した。