<楽天8-3阪神>◇6日◇Kスタ宮城

 楽天星野仙一監督(65)が、あの“事件”を引き合いに報道陣の笑いを誘った。遊撃枡田慎太郎内野手(24)が2失策。特に、3回の失策は失点につながり「(投手が)あそこに打たせなきゃいい。フライや三振なら泣くことはない。ようエラーするよ」と、いったんは突き放した。

 だが、すぐにこう続けた。「僕の(現役)時は、宇野がショートを守っていた。(失策が)3つまでは許していた。それぐらいの気持ちじゃないと、育たない」とニヤリ。81年の巨人戦で、投手星野が打ち取ったフライを遊撃宇野(現中日打撃コーチ)が頭に当てたのは有名な話。当時を思い出したのか、星野監督は冗舌だった。