甲子園優勝投手の血が騒いだ。ヤクルト小川淳司監督(55)が10日、甲子園室内練習場で打撃投手を務めた。先発投手以外は休日だったが、返上で練習した中村、三輪、比屋根らの打撃練習に付き添い、習志野高時代に全国制覇した思い出の地で、高校野球談義に花を咲かせた。11日から阪神、DeNA、広島と続く9連戦を前に、指揮官から気合を注入された中村は「優勝投手のカーブでした」と笑わせた。

 この日は午前中、遠征先の新潟で小川監督の来季続投が発表され、その後に空路で大阪入りしていた。