阪神城島健司捕手(36)が28日午後、兵庫・西宮市内のホテルで今季限りでの現役引退を表明した。

 プロ18年目の今年は5月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受け、左膝も負傷するなど満身創痍(そうい)だった。「捕手をできなくなったときにユニホームを脱ぐと、若いときから思っていました。来年、ファーストをしながらという決断はタイガースに対して、ファンに対して、自分自身に対してもうそをつきたくなかったのでユニホームを脱ぎます」と言い切った。来季は4年契約の最終年だが、自ら決断した。

 ダイエー(現ソフトバンク)で一時代を築き、06年からはマリナーズで4年間、活躍した。阪神移籍1年目の10年には主砲として存在感を示した。「お酒を飲みながら、何回も子どもや孫に自慢話できる、そんな素晴らしい野球人生でした」と振り返った。