右膝裏を痛めている巨人阿部慎之助捕手(33)が打撃投手を務めた。来春開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う日本代表は17日、キューバ代表との国際強化試合第2戦(18日、札幌ドーム)が行われる札幌へ移動し、調整。阿部は西武秋山翔吾外野手(24)らに精力的にボールを投げ込み「ボール球にならないように、それだけを意識して投げたよ」とチームを支えるという心意気を行動で示した。

 この日の練習では中日大島洋平外野手(27)やオリックスT-岡田外野手(24)らに積極的に声をかける姿が目立った。16日の第1戦では出場機会はなかったが「できることはやってあげないと」と阿部。秋山は「すごく貴重な時間をいただいた」と主将の心遣いに感謝しきりだった。