日本ハムの糸井嘉男外野手(31)八木智哉投手(29)、オリックスの木佐貫洋投手(32)大引啓次内野手(28)赤田将吾外野手(32)の2対3の大型トレードが成立したことが23日、両球団から発表された。

 糸井は4年連続で打率3割超でゴールデングラブ賞、2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得している日本球界屈指の外野手。3月のWBC日本代表候補にも選ばれている主力選手だが、契約交渉で難航しており、いまだ未更改だった。八木は06年に新人王を獲得するなど実績十分の左腕。

 日本ハムは2人を交換要員にした補強策を敢行。手薄な先発投手と遊撃手、糸井の移籍でやや弱体化する外野手として、それぞれ木佐貫、大引、赤田の獲得へと至った。絶対的なレギュラー不在の右翼手と、先発左腕に不安があるオリックスと双方の思惑が合致し、特大移籍劇がまとまった。