<ロッテ7-0広島>◇19日◇QVCマリン

 広島が得点機を生かせず、今季3度目の0封負けを喫した。1回1死三塁からニック・スタビノア外野手(31)広瀬純外野手(34)がフライアウトに倒れると、ベンチに重い空気が漂い始めた。9回までに6度も得点圏に走者を進めながらタイムリーが生まれず、ロッテ大嶺に完封勝利を献上した。

 投げては中村恭平投手(24)が、4回5安打4失点で降板し2敗目。150キロを超える直球が持ち味の左腕の、この日の直球は140キロ前半止まり。野村謙二郎監督(46)は「普段より、10キロぐらい遅かった。勢いがあればいいけど、こぢんまりしている。もっと速い、強い球が投げられるのに、今日は6割も出ていなかった」と不満を口にした。