<ソフトバンク9-2楽天>◇31日◇ヤフオクドーム

 ノムさん、遺恨健在?

 南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏(78)がソフトバンクの始球式イベントに登場した。77年に追放されるように南海を退団して以降、確執があったのは有名な話。イベント後、背番号「19」のユニホームを着たまま、まずは「南海のユニホームは垢抜けしないんだよ」とちくり。「嫌な辞め方したし、いい感じを持ってない」など本音トークをさく裂。一緒にイベントに参加した門田博光氏(65)から「かわいさ余って何とかでしょ?」と突っ込まれると、「お前、心広いなあ」とかえすなど軽妙なかけ合いで周囲を笑わせた。

 もっとも試合前にはヤフオクドーム近くの福岡タワーでトークショーに出席するなどOBとして、球団75周年の式典に積極的に協力していた。